インターネット上のオンラインストレージサービスとして人気の
Evernoteが「Skitch」を買収したと発表しました。Evernoteは
7月に5000万ドル規模の資金調達を成功させており、今回の
Skitch買収に踏み切ったと見られています。資金調達時に
Evernoteは「事業拡大と戦略的買収に活用する」と宣言して
いました。
Skitchは2010年に創業した非公開企業で、アメリカやスイス、
オーストラリアなどのデザイナーが創業したソフトウェア企業
「Plasq」から完全独立した、いわばスピンアウト企業です。
独立したSkitchは現在、MacOS向けの画像編集アプリなどを
手掛けていますが、EvernoteがSkitchを買収したことによって
すでにSkitchのアプリはAndroidマーケットで無料提供が
始まっています。なお、Evernoteが買収する前の
Skitchアプリは19.95ドルで販売されていました。
Skitchアプリはキャプチャした画像に文字やデザインを追加でき
さらに複数のフォーマットで保存可能です。有料だったころから
Evernoteとの親和性が高く、連携して利用することが
できましたが、今後はさらに、Evernoteのアカウントがそのまま
Skitchで利用できるようになります。
Evernoteはクラウド上のストレージを用意し、さまざまな端末
からアクセスすることでファイル情報をすべて共有することが
可能です。有料サービスでは1ファイルにつき100MBまで、
1カ月間で1GBまでの容量が利用できます。スマートフォン
などから簡単に写真や動画を転送できるので、利用者が
激増して人気サービスとなりました。
Evernoteは今後、iPhoneやiPadでも利用できるSkitchアプリの
開発を進めるとのことで、Evernoteとの連携もさらに便利に
なりそうです。
【関連ニュース】
Yahoo!ニュースURL
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110819-00000041-zdn_n-inetITメディアニュースURL
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1108/19/news053.html日経ビジネスオンラインニュースURL
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20110328/219178/イザ!ニュースURL
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/it/internet/512303/